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DX推進室に聞くSaaS導入のポイント!導入事例5選!インタビュー先:ブランディングテクノロジー株式会社

最終更新日:2021.10.13
特集記事

最近では「DX」に関するニュース記事が多く見られるようになりましたが、導入して生産性を上げている・上手く部署ごとに使えているケースは多くはありません。そこで今回は、導入時の注意点やポイント、そして実際の気づいたことなどをブランディングテクノロジー株式会社様にインタビューをご協力いただきました。これからDXを考えている方のご参考になれば幸いです。

ブランディングテクノロジー

会社情報

ブランディングテクノロジー株式会社

(ホームページ:https://www.branding-t.co.jp/?yr=2020&tp=0

2001年創業、2019年東証マザーズ上場。「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」をミッションに掲げ、ブランド事業・デジタルマーケティング事業・オフショア関連事業を展開している。

ブランディングテクノロジー

インタビュー者情報

ブランディングテクノロジー株式会社 DX推進室室長 石井 大輔様
前職にて、企業向けの業務システム系の開発・運用・コンサルティングを経験し、2015年にブランディングテクノロジー入社。クライアント向けの広告運用事業の営業所長、デジタルマーケティング分野のサービス改善・業務効率化のプロジェクト責任者を経て、2020年より現職。自社内の生産性向上や意思決定プロセス改善をテーマに、SFA基盤の最適化や広告運用ビッグデータのBI構築、経営指標データの統合基盤構築など、複数のDXプロジェクトを推進。

ブランディングテクノロジー

ブランディングテクノロジー株式会社 経営戦略室 和田 裕史様
前職にて、企業向けブランディング書籍の編集者を経験し、2015年にブランディングテクノロジー入社。現在は経営戦略室所属のコピーライターとして、自社ブランディングやクライアントのブランディングに携わる。また、広報やIRなどの対外的な発信を行うことで、自社のブランド価値を上げることをミッションとしている。

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導入事例

生産性だけでない!データの見える化で改善!(HRBrain)

導入背景
まず人事に関してはMBO(目標設定型)です。以前は人事管理をエクセルベースで行っていましたが、エクセルだと評価の履歴が追えずに、短期視点で評価してしまう課題を感じていました。「評価をデータ化」することにより、適切な評価やすくなり、評価の履歴と照らし合わせながら上司と部下がコミュニケーションを図ることで、成長や変化を見える化できるので導入しました。

使用方法
基本的には目標設定として使ってます。もう一つが従業員とのコミュニケーションを取るためです。考課の時期に合わせたコミュニケーションだけだと、どうしても適正評価ができない点がありましたので、一対一のコミュニケーションの場を毎月1回設けて話をしてます。そのコミュニケーションのログも記録するようにしています。

課題達成
データが一元化され、生産性が上がったことです。あとはログが見えることによって、前回の評価の振り返りがしやすくなり、評価の一貫性を保ちやすい等、被評価者からしても納得のしやすいメリットがありました。もう一つはこれからですが、人事のデータベースから評価のデータを正確に摘出し、評価の適正を正確にしていきたいと考えています。今までは「正確に評価されないから給料が下がる」ということが起こっていて、それが従業員の退職に繋がるケースもありました。あと2∼3年運用を続けていき、大量のデータを基にこの課題を解決できる対策を打ちたいです。

良かった点
石井様「生産性が上がったところと一元管理です。毎回過去データ探しに行くこともしなくて済む。多分この次の段階がDXのポイントになってきますが、ツールを入れて生産性が上がるだけではDXじゃないと思っています。新しい意思決定とか今まで出来なかった事が当社にとっての付加価値になると思います。人の流動性を高めているとか、適材適所での配置とかが実現するためのツールになればいいなと思っていますね。将来的な話になってきますが。」

良かった点
和田様「評価する側がちゃんと評価するようになったことだと思います。HRbrain導入前は人によってまちまちで、毎月一度の面談をしていなかったり、提出直前にまとめて適当に書いて出す人も居ました。しかし、HRbrainを導入することによって、見えるようになったのでしっかりやらざるを得ない環境になりました。評価する側の意識が変わったと感じています。」

悪かった点
特に感じていません。

無駄作業をなくし徹底的に一元管理(ジョブカン)

ジョブカン

導入背景
単調で無駄な業務が多かったので、効率化するために導入しました。

使用方法
採用周りなどに使用しています。

課題達成
中途および新卒もそうですが、採用における面接周りのプロセスが一元管理されたところです。チャットで履歴書や業務経歴書が展開されていて、情報が流出するリスクがあったり、過去ログが取れないところが出てくるので、そこが一元管理されて生産性が上がっています。

良かった点
課題達成と同じく、面接周りのプロセスが一元管理された点です。

悪かった点
ユーザーインターフェイス(UI)が変更できないところです。
HRbrainはある程度調整して項目変えたり、評価する上でのウエイトの設定とかを調節してくれるので、運営に適したカスタマイズきるので非常に助かっていますが、ジョブカンはその辺ができないです。

残業に対する考えの改善
入退室と勤怠を連動(KING OF TIME・Akerun)

導入背景
入退室管理や勤務表を管理するために最初はエクセルを使用していました。
「社内で効率化しましょう」と言うのがシンプルな導入背景ですが、KING OF TIMEの前は別のシステムを使ってました。現在はAkerunと連動させ、入室と出勤のログを残すことで入退室管理をしています。ICカードをピッとタッチするだけなので、便利です。Akerunのこのシステムと連動したかったので、それと連動できるサービスがKING OF TIMEだったので導入しました。

使用方法
入退室管理Akerunのサービスと連携して出勤の管理も同時にできるようにしている。

課題達成
22時以降の深夜残業を軽減できたところです。
弊社は、22時までに帰る規則を設けています。以前は何時に仕事が終了したのかを申告制で管理していましたが、連携サービスによって退出の情報と連動できるので、不正利用はできなくなりました。今までは残業がかなり多かったのですが、改善の意識が芽生えてきて、現在の深夜の残業時間は予想より改善できたと思っています。

良かった点
申請の効率化です。月末閉めで、月初には勤怠データを提出しなければいけないのですが、入退室のログが残っているので、何時から来て何時に帰ったことを記録する必要がなくなり、生産性が大きく上がりました。

悪かった点
システム側の問題になりますけど、UIに慣れないといけない。ちょっと使い勝手の観点とか、有給取る申請や、打刻データの修正などの際のUIが人によって『使いやすい』『使い勝手が悪い』と言う意見があります。慣れの問題であると思うのですが、弊社のITリテラシーとのレベルが合ってないところを見ると、もっとシンプルでもっとわかりやすいUIの方が良かったかなとも思います。複雑な所があると感じています。

集計作業を不要にし、+α機能で分析も!(Yellowfin BI)

YEllowfinbi_logo

導入背景
運用データをレポートにまとめて顧客に提示していますが、そのレポーティングが今まではレポートツールを使ってエクセルでエクスポートし、エクセルデータを顧客に渡すという無駄の多いステップを踏んでいました。人の手が無駄にかかっていたので、そこをなくす目的で導入しています。

データレポートを作る作業を減らすという観点だけであればTableuさんやDomoさんの様な他のダッシュボードがありますが、Yellowfinを導入した理由としては、単にデータをまとめるだけでなく、アナリティクス機能が付いているからです。データを統計的に分析にかけてくれて、「こういう傾向があるよ」や、「アラートを挙げてくれる」等、これらの点に関してはYellowfinが他のサービスより優れていると感じています。単純にまとめるだけではなく+αでデータを活用してもらえるので、人が運用しなくてもAIで回してくれる方が会社的には良くフィットしています。

使用方法
各媒体のデータを一度GoogleのBigQueryというサービスに格納しているので、YellowfinだけでなくスプレッドシートやほかのBIツールへのデータ連携が容易になり、広告データの集計処理業務におけるトランザクションコストはかなり下げることができました

課題達成
Yellowfinに関しては導入してまだ数ヶ月単位なので、現段階では活用促進のフェーズです。一部はまだレポートツールでレポートを書き出し、Yellowfin側で一部見えないデータが存在していますが、そのデータを今までの手順で作業するメンバーがいるので、そこを全て移行できればと思います。まだ道半ばではありますが、最終的には、朝来て画面を立ち上げたら必要なデータは全て確認でき、それを元に分析や考察、戦略を練る時間を増やしていきたいと思います。

良かった点
今までは付加価値を生み出さないところに時間をかけていましたが、そこが削減されたことです。
パワポ等で月次資料の数値をまとめる作業自体は付加価値を生み出さない作業だと思っています。そこの時間が削られることで例えば分析にかける時間が増えたり、今のレポートだけでは判断できなかったことに対して仮説を立てることができるようになると、顧客に対する付加価値が上がるので、そこも大きなポイントかと思います。

悪かった点
YellowfinはBIツールの中で、日本ではマイナーな方です。TabeauとかDomoに比べると機能は優れていますが、構築のし易さでは少しマニアックです。立ち上げの当初の部分で時間かかったことと構築作業をする人の育成に時間がかかりました。新しいダッシュボード作るにしても時間かかってしまい、属人的になってしまっているのでそこが課題です。
もう一つの課題としては、UIとしては見慣れない点です。その辺りを上手く改善できれば導入がさらに促進され、極端な話、エクセルを使用しなくてもいい状態までもって行けると思います。

プロジェクト破綻を無くすために(Backlog)

backlog_log

導入背景
部門ごとに様々なタスク管理ツールを使用していたり、全くツールを使わずにエクセルやスプレッドシートで管理する人がいたり、コミュニケーションツールを使用してタスク管理を使用していたりと、等統一ができていないのが現状でした。共通のプロジェクト管理ツールがあったほうが良いと思ったので、機能と価格のバランスがいいBacklogを導入しました

使用方法
顧客との仕事が多いので、共同のプロジェクトやタスクの管理をする形で使うことが多いです。社内だとタスクの定義をそこまで明確にしなくても仕事が進めることができるので、Backlogを使わずにコミュニケーションツールやエクセルでタスク一覧を作成し進捗管理をしています。

課題達成
ツールそのものの価値になりますが、タスクの抜け漏れが無くせるところです。アラートが出せる機能があり、それを活用すると今のプロジェクトの進捗具合、さらに逆算した時に「プロジェクトが破綻するかも」という様なアラートが出るので、プロジェクトの管理がしやすくなり、進捗に応じた意思決定もしやすくなりました。

良かった点
タスクの抜け漏れがなくなりました。まだ完全にBacklogのフル活用が出来てはないのですが、導入する人を増やすとか、Backlogを使うプロジェクトを増やしていければさらなる恩恵を受けられるのではと思ってます。

悪かった点
Backlogはあくまでも最終ゴールが決まってる開発系の案件や、ちょっとしたWeb制作の案件等でゴールに向かって使用すれば、非常に使い勝手がいいのかなと思います。日常的タスクを管理するようなケースでは煩雑な管理になる傾向があるのでそういったものに関してはBacklogを使用しないケースが多いかなと思います。

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受注の見込みを見える化!(Salesforce)

salesforce-logo

導入背景
営業商談の状況や受注見込み等のパイプライン管理ができていなかったため、そしてある程度の営業稼働の見通しを含めた管理をするためSalesforceを導入しました。

使用方法
主にパイプライン管理です。その手前の段階では、マーケティング活動のリードの管理、リードから営業に、営業売上の貢献度合い等をチャネル別に確認し、どの経路の商談なのか等の管理も含めて、営業の前半のプロセスが可視化できるようにしました。

社内の仕組み上、納品系のサービスに関しては受注しただけではなく受注後の納品のトリガーの管理も行っているので、売上の計上するタイミングの管理ができることや、受注だけではなく売り上げの見込みまで管理できるように使用しています。

課題達成
受注の見込みが見えるようになったことと営業の稼働が最適化できるようになったことです。見込みが足りない時は、「稼働量上げていきましょう」などの意思決定が早くなったり、見込みが低い時の営業稼働の上がり方が目に見えて良くなったなところがあります。

また、受注の管理だけでなく、売上見込みまで可視化されているので、現状の売上見込みを考えたら更に受注量増やさないといけない判断や、売り上げの読みからも少し営業稼働を増やしていく判断等、可視化による素早く正しい意思決定を行えるようになったのが大きな変化点かなと思っています。

良かった点
管理の最適化・仕事の可視化による良い意思決定ができやすくなった。
データによる状況判断ができるようになり仕事の効率が上がった

悪かった点
Salesforceは高価格なので、人数が多いとどうしてもランニングコストがかかってきます。また、ダッシュボードが少し使いにくいです。改善されればもSalesforce単体で済むので、改善していただけるといいなと思っています。

特集記事

最後にDX化に取り組もうと考えている方にアドバイスを一言お願いします!

石井様「弊社のDXは今期からDX推進みたいな形で進めていますが、難しいのは『ツール入れてどうにかなるものではない』というところです。社内向けのDXに関してはまさにそれかなと思います。DXを各一部門だけで行ってもあまり価値は無く、経営判断にまで至るためには部門横断でコミュニケーションを取らないといけない。且つ部分最適を行ってしまうと、やはりどこかで齟齬が出てしまうところがあるので、一本ちゃんと軸を置いて、部門に対してある程度イニシアティブをとれる組織、DX推進組織を作らないと失敗するかなというのは、実際にやってみて思っているところではあります。」

和田様「丁寧な説明や導入のメリットを伝えないと導入されただけで終わり、結局活用できないまま終わってしまいます。『このツールによって何が達成できるのか』、『どういうメリットがあるのか』がないと現場としては余計な仕事が増えたとマイナスに受け止められかねないので、そこの丁寧な説明はすごく大切かなと思いますね。」

DX化のポイント・注意点

必ず製品比較を!
これからDXを推進するにあたって、どうしても機械が苦手な方が存在します。できるだけユーザーインターフェースがあっている、わかりやすいものを比較検討することをお勧めします。導入しただけで終わってしまっては意味がありません。

メリットデメリットの丁寧な説明が必要
健康製品のように、メリットを知るとプラシーボで効果が大きくなるように、SaaSも同じようなことが言えます。確実に分かるように丁寧な説明が必要です。

一つの部署だけではあまり効果を発揮できない
部署を横断して初めて大きな恩恵が期待できると感じます。せめて連携できるツールを選ぶなど、必ず他部署とのコミュニケーションをとるように心がけてください。

この記事に登場したSaaS一覧

HRBrain

「HRBrain」は人事評価から人材データ活用・タレントマネジメントまでカンタン・シンプルに戦略的な人事を実現するクラウド人材管理システムです。

ジョブカン 

ジョブカンとは、インターネットに接続するだけで勤怠管理とシフト作成が同時に行える、クラウド型の業務支援システムです。 複数拠点の勤怠データをリアルタイムに確認・集計・抽出ができ、給与支払いまでの業務を簡素化、迅速化します。

KING OF TIME

KING OF TIMEはいつでもどこでもリアルタイム集計可能なクラウド勤怠管理システムです。勤務時間を短縮し、コアタイムを増加。勤怠時間の見える化、遅刻、打刻忘れ等、未確定勤務の判別がシンプルになり、 業務の簡素化に貢献できます。

[blogcard url=”https://andd.live/2638/king-of-time/”]

Yellowfin BI

Yellowfinはインサイトの発見・共有方法を変革するBIの戦略的エンタープライズスイートです。 あなたのビジネスに最高の意思決定とデータ変化への迅速な対応を可能にします。

Backlog

Backlogとは、大規模な戦略計画をサポートするために必要なプロジェクト管理ツールです。開発者からマーケティング、人事、総務など幅広い職種で使用されているツールです。

[blogcard url=”https://andd.live/3841/backlog-2/”]

Salesforce

SalesforceはクラウドベースのCRM/顧客管理システムやSFA/営業支援システム、MA/マーケティングオートメーションを世界15万社以上に提供しています。

システム見直し本舗編集長 三ツ谷直臣

システム見直し本舗編集長 三ツ谷直臣

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