
昨今コロナウイルスの影響もあり、多くの企業でDX(デジタルトランスフォメーション)の導入が加速しています。今回は、ITベンチャーにおけるDX化の事例として、株式会社CyproPie様にインタビューを行い、使用されているSaaSや今後のDX戦略について聞いてきました!

会社情報
株式会社CryptoPie(ホームページ:https://cryptopie.co.jp/)
株式会社CryptoPieは、2011年創業のITベンチャー2020年12月に10期目を迎えました。
「最適なテクノロジーを駆使し世界中の課題を最速で解決する」という理念の下、主な事業は、ITツールを駆使して、企業の課題にリーチしていくコンサルティング事業です。 他にも、Webブランディングなど複数の領域で事業を展開しています。

インタビュー者情報
吉村賢
職責:人事部部長
労務や中途・新卒領域の採用に関わる部分の責任者

導入事例
Salesforce

導入背景
クライアント管理のためにSalesforceを導入しました。弊社と繋がりのある方からSalesforceを紹介いただいたことが、導入のきっかけです。
以前は、クライアント管理にエクセルやGoogleのスプレッドシートなどを利用していましたが、全体のクライアント管理ができない、商談の詳細な内容やクライアントの傾向の情報について記録を残せないなどの問題がありました。そこで、 クライアント管理をより精度良く行うために、Salesforceを活用していくこととなりました。Salesforceの料金は高額で、最初は導入に抵抗がありましたが、それでも使う価値があると考えました。
使用方法
繰り返しカスタマイズしていっています。Salesforceは使い勝手がよく、非常に幅広いことができます。そのため、今は自分たちなりにどういう使い方を中心に使っていくか、毎回試行錯誤しながら使っています。
また、どの部分は自分たちでカスタマイズした機能を使用するか、ルールを決めて運用しています。
追加で求める機能
クライアント管理については、今のところはSalesforceに不満はありません。しかし、私たちはまだ小さな会社ですので、やはり顧客の開拓が必要です。そういった部分では、SaaSを軸に考えるのが適切かどうかわかりませんが、他のツールを使用するなど、別のアプローチを検討していく余地があると思っています。
ジョブカン

導入背景
勤怠の証拠を適切に残すために使用しています。
使用方法
勤怠管理はもちろん、厚生労働省に提出する書類もジョブカンで作成しています。

SmartHR

使用方法
従業員の台帳管理と年末調整は、SmartHRで行っています。また、従業員が入退社するときに必要な申請も、全部SmartHR上で申請を上げてもらって処理しています。
マネーフォワードとAPI連携ができることもメリットの一つです。

気になった点についてご質問させて頂きました!
依然として残っている手作業はありますでしょうか?
PCで手入力することくらいです。人事領域に関しては、だいぶ手作業が減っていると思います。
契約書作成は今は全てニンジャサインを使っているので、ハンコを使うこともありません。紙で出力することも基本的にありません。
多様なニーズに応えるSaaS
今回はITベンチャーの株式会社CriptPie様にインタビューさせていただきました。株式会社CriptPie様は、以下のように目的に応じてさまざまなSaaSを用いられていました。
【クライアント管理】Salesforce
【人事管理】ジョブカン、SmartHR、ニンジャサイン
また、新規顧客の開拓のために、SaaSに限らず新しいツールや手立てを検討する余地があると言われていました。
この記事に登場したSaaS
Salesforce
セールスフォース・ドットコム(Salesforce)は、クラウドベースのCRM/顧客管理システムやSFA/営業支援システム、MA/マーケティングオートメーションを世界15万社以上に提供しています。
ジョブカン
60000社以上に導入実績があります。ITトレンド年間ランキング6年連続No.1。出勤管理、シフト管理、有休管理、残業管理など、勤怠管理業務に必要な全ての機能を備えています。
SmartHR
SmartHRは、全国3万社以上が登録するシェアNo.1のクラウド人事労務ソフトです。入退社手続きや従業員情報の一元管理、年末調整などの人事・労務管理をペーパーレスで行うことができます。さらに電子申請対応で人事労務を、楽にしてくれます。